不動産調査は多岐に渡り、各調査がリンクして物件の実態を浮かび上がらせてくれます。
1.関係者からの聞き取り調査
所有者などの権利者等と面談して行う調査。その不動産に関連した書類の確認やその不動産の歴史、問題点などを直接ヒアリングします。場合によっては、近隣からの聞き取りも行います。
2.現地調査
現地に出向いて行う調査。私が最も重視していて、不動産の形状、間口、奥行き、隣地との境界線、境界物の有無、インフラの引込状況、接する道路等を確認します。そしてなんといっても自分の五感でこの場所の雰囲気を感じることが大事です。
3.法令上の制限の調査
建築や開発に関する規制などについて、市役所などで行います。都市計画法や建築基準法、その他条例規制について調べます。
4.登記所での調査
権利関係の確認や位置の確定などのために登記事項証明書や公図の閲覧等によって行います。
5.供給処理施設の調査
水道・下水道、ガス、電気等供給処理施設の整備状況について調べます。
いかがでしょう。一つの物件に関して、調査は多岐に渡ります。
不動産とは土地とその定着物である建物等で、誰もが生活上身近なものですが、権利関係や法令上の制限等案外実態を知らないことが多くあります。
インターネットの普及で気軽に情報収集は可能になりましたが、やはり、調査をして表面上ではなくその裏側にある実態を把握しなければなりません。
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